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執筆者の写真はやしひろこ

未来の医療を担う学生にラヴィングタッチケアを伝えたら。その2


先日の阪大でのタッチケア講義のレポートが届きました(*^^*) たった一コマですが、私の中ではとても大きな90分間。 愛を込めて触れること 触れることは触れられること 触れることは相手をそのまま受容し、認め、支えること タッチケアが触覚刺激を用いた心身の調整法であり コミュニケーションであること。 触れ合うわたしたちは 呼吸も、感情も、共鳴していること。 愛を込めて触れた時、 触れられた時に起こる感情と心身の変化。 触れることは、今目の前にいる相手への 理解と共感の基礎になること。 そんなことのひとつでも、学生たちが感じてくれたら。 臨床に出る前の学生たちにこの「触れる」講義をしてほしいと 阪大の先生から依頼を受けた時、 私たちの中に、こんな野望を確認しました。 若い世代の、そして将来医療の現場で働くことになる学生たちが、 あの授業で一体何を感じてくれたのか、 一つ一つの言葉を丁寧に読みました。 80名のほぼ全員が、 「触れる」ことを一度も意識したことがなかったようです。 自分の体に触れるワークで、 生まれて初めて自分を大切だと心から思えた、と書いてくれた女子学生。 タッチケアの意味を知って驚き、 その可能性の大きさを感じてくれた学生。 看護の基本となるケアの概念と「愛」が初めて腑に落ちたこと。 LOVEの語源に感動したこと。 目で見ることも、声も 「触れる」ことだということが心に響いたこと。 ワークでは恥ずかしかったけれど、 本当は友人の愛が伝わってきて幸せだったこと。 ラヴィングを感じて泣きそうになったこと。 オキシトシンの働きがもっと知りたいこと。 ワークの間、これまでに感じたことない感情が出てきたこと。 タッチケアはまず相手を知り、どう触れるか、 どんな想いで触れるか考えないといけないと思ったこと。 伝わっている!! みずみずしく、自分言葉でつづられた素直な感想や決意がとても嬉しく、 この豊かな感性を持つ学生たちが社会に出るときには、 「触れる」ことについての体験や考察が活かされることを願います(*^^*) それにしても、声をかけてくださった先生のメッセージが素敵なんです。 先生は、タッチケアに限らず、 補完医療やエネルギー療法など幅広い分野に精通され、 話題が尽きないくらい、いつも話し込んでしまいます。 『はやしさんとの、野望。 学生が臨床に出たときに 「触れる」ことを意識しないではいられない体にしてしまいましたね!』 そう、二人で交わした野望の実現のために、 さらに精進してタッチケアを伝えていきます(*^^*) ただ「さわる」のではないのです。 愛を込めて触れるのです♪


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